◆Kind Hater 主人公世代19歳(本編開始時)
人間社会になじんで喰鬼討伐で生計を立てており、セスタやウェズとは同じ討伐団に所属する同僚であり友人。
魔が創られた理由は不明だが、生来の気質+生まれ育った環境の影響で、彼にとって人間は愛すべき隣人であり庇護すべき対象である。
表情は死んでいる(ように見える)し喋りに抑揚もない。
自認も感覚も人外のそれ・力をセーブしないと他の生命に影響を及ぼすなどヒトとはやっていけなさそうに見えて、タングステンメンタルと素直で誠実な人柄でうまくやっている。
生まれ故郷では元素の機構たる六柱への信仰をベースとした、魔としての振る舞いを望まれ、教育されていた。ただしそれは何かしらの使命を錯覚させるものではなかったため、本人は「したいように」生きてきた。
kh本編では都市レシュアにて、過去に一度遭ったことのあるリエラと思わぬかたちで再会。
人捜しをしている彼女に協力するため関わっていくうちに、きな臭い事件発生&闇魔の対なる存在である光魔が姿をあらわし、ヒトに危害を加えられたくなくばある場所まで来るよう脅しを受ける。
リエラを居のある町まで送り届けるとともに、「初めての友人」を名乗る光魔に指定された場所を目指すため、レシュアを旅立つ。
ED後は想いの通じあったリエラと結婚を前提に交際をはじめる。レシュアで同棲を始め、彼女が自分との暮らしを良しとするか答えが出たころに結婚を申し込もうと考えていた。
また魔と人間では時の流れがまるで異なることについては、生まれたときから「〈星〉(人間)は寿命で先に死んでいくもの」と当然に知っていたので悲観はしていなかった。リエラが〈星〉としての生を手放さなくてもいいと思っていた。
……そう思っていたのは間違いなかったが、〈静寂〉の眷属にしたい欲求が強いことまでは自覚していなかった模様。そんな無意識にあふれ出た望みとリエラの望みが当人達の知らぬところで勝手に手を結んでおり、それが表面化した際にリエラの気持ちと覚悟を知って、互いを人生の伴侶とする。ハッピーユクリエ。
おだやかな物腰とそれに似合う優しい心根の持ち主。ただし究極的な有事の際には迷うことなく大切なひとりを選べる類いの人間であり、ユクシル推しなのも相まってなんだかんだセスタと話が合う。
幼少期になんやかんやあって(祖母に預けられる→祖母亡くなり親元に戻る→関係悪化)肉親のもとを離れ、血の繋がらない夫婦に引き取られて港町の料亭で働いていた。ユクシルと再会してからは、彼と結ばれて以降レシュアで暮らしている。
本編ED後にはいっさい悩まず躊躇わず、人間としての生を手放し〈静寂〉の眷族となった。ユクシルに救われた恩義や妄信などは無く、ただ愛情と恋情がゆえの選択。地味にわりとぶっ飛んでいる。
明るく人懐っこい雰囲気は素だが、それはそれとして身内(広義)に害なすものには容赦しない・身内には感情が大きくなりがち。かけがえがなくて、失いたくないので。
見た目に反していろいろ難しいタイプ。デレとツンと過激派と信仰者(オタク)の面が混在する。
とりわけユクシルとは仲がいい。星術か使えないばかりか人並みのことすらできない(曰く幼少期は軟禁状態で、レシュアに逃げてきたらしい)にもかかわらず分け隔てなく接してくれたのがきっかけ。ウェズも同様に大切な友人であるが、会って間もない頃は敵意むき出しだった影響で、素直になれなかったのを今日まで引きずっている。
基本は常識人でやや神経質、さらには世話焼きでお人好し。はっきりNOと言える一方で、放っておけない・ツッコミを我慢できないタチなので、結果として巻き込まれてしまうタイプの苦労性。
ちなみに大層な本名で呼ばれるのを嫌っている。
なんでもそつなくこなすが、とりわけ鍛冶の技術に関しては天才。発想・設計も含む発明力にも秀でており「銃」なる武器を自作して、超近距離でしか作用しない星術の欠点を克服した。
単身でレシュアに居を移し、喰鬼討伐団に入団。
2,3回目の討伐任務時、けがの止血をするためユクシルの血液に触れ、一時的にだが手が使い物にならなくなるという経験をした。そもそも事前に団長から、危険だから&放置で問題ないから触れるなと言いつけられており、結果セスタに「オマエみたいな考えなしのせいで、ユクシルの印象が不当にが悪くなる」と非難される。
自分の行動を軽率だったと反省するも、しかし負傷しているのを放っておくことは出来ないため、触れても〈静寂〉の元素の影響を受けない手袋を制作。星術をうまく調整してベールのようなものを作れるようになるまで、仕事中は装着し続けた。なおこれを目の当たりにしたセスタはウェズに対する認識を改め、徐々に心を開いてく(ウェズ当人は、いつの間にかセスタも丸くなってたな程度にしか捉えてない)。
デフォルトでは鶏卵Lサイズほどの大きさのおばけめいたボディに、つぶらなひとみが二つ。手のような突起も二つ。 意識(?)は創られるたびに個々に発生していると同時に、やみまるという存在でひとつでもある。
基本は使い捨てだが、利便性やらの理由から一匹だけ数年間存在させ続けている個体がおり、こいつは創造主以外の言葉を人間並みに理解している。
名前の由来は「闇製の丸いやつ」。マスコット的な外観をしていることにはちゃんと理由がある。
また、見た目はかわいらしい(セスタ談)ものの〈静寂〉の力の産物であることには変わりなく、なんでも呑んで消失させられる性能をもつ。
当時は未成年だったユクシルの保護者であり、セスタに一から剣を教えた師匠でもある。
一族の次期当主候補であったが、自分が権力まで持ったら手が付けられなくなるだろうと自らその座を放棄、結果として義弟に家督を譲った。
民に尽くす公人としては極めて優秀で立派な人物だが、プライベートでは好き放題やっちゃう豪傑。
◆for Me カノン10~15歳(本編中)
人生を賭した復讐を遂げるべく、家族を奪った原因たる“悪神”もとい迷信の正体を暴くために、〈星〉の歴史や信仰を探究する。
無愛想が極まっているうえに自立心が強い。そのうえよくも悪くも一途で苛烈。しかし性根はまっすぐなので、冷めた態度が気にならなければなんでことはない(諸説あり)。
やたら顔が整っており、素っ気ない態度も非一般的な異性装もごり押しで相手に受け入れさせてしまうほど。言いくるめ系の魅了スキル持ち。
女装自体は、小柄で華奢な体に合う服がないからと女子服を着始めたのがきっかけ。似合うからいいかとそのまま至る。本人無自覚でわりと気に入っている。
先述の迷信が関係する血なまぐさい儀式の場で、それを観るために足を運んでいた傍観者と出会う。
自分の生きざまを観測することが利益となるらしい男と、得難い知識を授けてもらうことを引き換えとして、互いの目的のため協力関係を結ぶ。
流れで彼をヨハンと呼び始め、また対外的な説明のため、その契約を風変わりな師弟関係であるとした。
共に旅をしていく中、やがて利害を抜きにした情が生まれる。それでも本懐を遂げるため、とある事情でヨハンとの契約終了を選び、ひとりで活動を始めていく。
fMラストから約2年後のkh本編ではユクシルと合流。魔もとい六柱の存在を識るため、ある程度身分を明かすことで信用させて同行することになる。
そうして復讐を遂げられたのか否か――いずれにせよ結末と呼べるものを迎え、生還。「その後」というものをまるで考えていなかったため途方に暮れるが、ある場所へ足を運ぶと、自分を探しに来ていたヨハンと再会する。
ED後はヨハンの観測と記録を手伝うという名目で、再びふたりで旅に出る。時間はかかるが、彼の隣にいることを望んでいるといつか自覚する。
なお付き合ってはいない。
事象を観測し、記録することが役目であり存在意義。そこに人格たる中身はない……なかったのだが、カノンに関わっていくうちに感情が芽生え、ヨハンという名のひとりの男がポップした。
観測と記録が唯一の行動規範。それを遂行すべく時には人間エミュもこなすが、所詮ヒトは観測候補の一部であり、非情と見紛う過ぎた合理性も個性と呼べるかは怪しい。
しかしカノンが絡むと話は一転。愛し子を溺愛する男と化し、彼と関わる人間という枠でほかの個すら一応認識する始末。ただし尊重はしないため、結果としてむしろその他大勢には排他的となる。
記録するに値いする儀式を観ようとその地を訪れ、カノンを見つける。彼のたましいの在り方・ゆくすえに測価値を見出し、同行することになる。
記憶するものを選べないが何もかも覚えているカノンと、記録するものを選定できるがそれ以外は人間準拠の記憶力なヨハン。前者を記録機器一体型の容量無限メモリーとするならば、後者は学習型のデータベース。系統は違えど忘れえぬ者同士。
他者には抱きえない奇妙な共感と、カノンの在り方に次第に絆されていき、やがて子が唯一無二の存在になってしまったことを認めざるを得なくなる。
最後には旅(契約)の終わりを受け入れ、カノンを引き留めなかったのは多分きっと愛だった。
khED後は諸々あってカノンと再会。共に在ることを望み、本心を自覚できない彼を(内心必死に)説得し、ふたたび二人で行動する。
植えつけられた情緒を当人に散々ぐちゃぐちゃにされたので、もしも二度目の別離があろうものなら年甲斐もなく暴れるにちがいない。
Q.お二人の関係は?恋人? A.「師弟だが」
